残業代未払い請求の「請求書テンプレート」
未払い残業代、未払い賃金を自分で請求しようとお考えの方も多いことと思います。「請求書の書き方が分からない」や「残業代計算の仕方・算出方法が分からない」等のご相談、ご質問を頂戴しています。
労働基準監督署の残業代請求に関する助言のもと、実際に請求はしてみたものの、会社側が応じてくれなかったり、証拠資料が不足していたり、立証が不十分であったり、会社側の顧問弁護士が出てきて思うように回収ができなかったケースが多く見られます。
残業代未払い請求をするにあたって、一般的には、まずは請求書を「内容証明郵便」によって送付します。残業代請求をすることの意思表示をするとともに、消滅時効を止めるための「催告」を行います。内容証明郵便は、会社が支払いに応じず、労働審判や訴訟になった際の「証拠資料」としても使用できるため、「配達証明付きの内容証明」を送付することが望ましいです。
仕事を辞める前から準備を整え、退職後に残業代を請求する方の方が圧倒的に多く、残業代未払いの請求書の書き方について迷うこともあるかと思います。請求書の書き方には、様々なパターンが存在し、ある程度決まった形がありますが、さほど難しいものではありませんのでご安心してください。
自分で残業代請求をお考えの皆様のお役に立てればと思い、下記にて、請求書をご用意いたしましたので、左クリックでコピー(スマホなら長押しコピー)してお使いください。
近年は、運送業界、特にトラック運転手、タクシードライバーの方の時間外手当、未払い残業代相談を多くいただいてますが、勿論その他の業種の方でも幅広くご相談いただいております。自分で請求してみたが、取りあってもらえずお悩みの方はお気軽にご連絡ください。
長谷川正太郎法律事務所では、東京を中心に経験豊富な弁護士が、残業代未払い請求に関する相談、交渉、労働審判、(裁判)訴訟を「着手金無料0円の完全成功報酬制」で承っております。
【未払い残業代請求(時間外手当・割増賃金)の請求書テンプレート・ひな形・書式】
※ワード等に左クリックで写し、〇部分を入力後、印刷し使用していただいて構いません。
※お使いのワード環境によっては、空白の部分が多くなりますので、Backspaceキーで行間隔を縮めて、一枚に収まるようお使いください。
※詳細な入社日、退社日が不明な方、金額の計算方法、請求書の書き方がわからない方はお電話かメールにてご相談ください。
20◯◯年◯月◯日
◯◯株式会社
代表取締役 ◯◯◯◯ 殿
◯◯県◯◯市◯◯番地◯
◯◯ ◯◯ 印
請求書
私は、平成〇年〇月〇日に入社し、貴社にて勤務してまいりましたが、平成〇年〇月〇日の退社するまでの期間において、合計〇〇時間の時間外労働をいたしました。しかし貴社は、私の時間外労働に該当する時間外手当の合計額金〇〇円を支払っておりません。
したがって、私は貴社に対し、平成〇年〇月〇日より平成〇年〇月〇日までの時間外労働に対する割増賃金の合計額金〇万円の支払いを請求いたします。
上記未払いの割増賃金〇〇円及びこれに対する〇〇年〇〇月〇〇日から支払済みまで、商事法定利率年6分による遅延損害金等を合わせて、本書面到達後14日以内に下記口座へ振込にてお支払い下さい。
〇〇銀行〇〇支店
口座種別 〇〇
口座番号 〇〇〇〇〇〇〇
口座名義 〇〇 〇〇
なお、上記期間内にお支払いいただけない場合は、民事訴訟を提起するとともに、刑事告訴等の法的措置をすることになりますので念のため申し添えます。