ご依頼者様は、完全歩合制のドライバーとして、運送業務に従事しておりました。
会社側からの面接時の説明は、「走れば走った分だけ給料になる」との説明を受けて入社いたしました。
「走れば走った分だけ給料になる」との説明は、歩合制のドライバーによくある説明の仕方ではありますが、別途、残業代の説明及び支払いをしなくてはなりません。
完全歩合制だからといって、残業代を支払わなくてもよいとの法律は無いため、弊所にてご依頼をお受けし、会社に対して、資料の開示請求を求めました。
労働時間の分かる証拠として、デジタコが開示されたため、デジタコに基づき計算をしたところ、約２９０万円の未払残業代が発生しておりました。
そのため、弊所から会社に対して、２９０万円を支払うよう請求書を送付しましたが、その後、会社からの返答がされない状況が続いたため、訴訟提起に移行いたしました。
会社側の弁護士からは、完全歩合制のため、未払残業代は発生していないとの主張等がありましたが、各主張に対して、こちら側も反論をし、約２００万円の未払残業代を回収することができました。
完全歩合制のドライバーだとしても、きちんと残業代は支払わなくてはなりません。
ご依頼をお受けしてから解決までの期間は約１年５か月でした。
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弊所では、過去に民間の会社に対して、未払い残業代を請求し回収した実績のある事務員も在籍していますので、ご安心してご連絡をください。
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